『ローゼンメイデン』 について

シリーズのドールは、計7体の設定。
アニメ第一期で登場するのは水銀燈、翠星石、蒼星石、真紅、雛苺の5体まで。
アニメ第二期で残りの「ローゼンメイデン」シリーズも登場する
但し、雪華綺晶は声なしで一瞬の登場。
原作とアニメにおいてキャラクターの設定が異なります。
作品コンセプトは「アンティークドールの戦い」。
少女漫画の様な作風や美しいドールの衣装から、女性からの人気も高い。
画風に関しても、虹彩の細かな書き込みや背景に花を描いたりなど、
従来の少女漫画に近い。メディアなどでローゼンメイデンの衣装と作風は
ゴシックロリータだと形容されることもあります。
作中にアンドロイドの言はないが薔薇乙女をアンドロイドと考えた場合、
「アリスを造る」ではなく、アンドロイドである薔薇乙女自身が、
当初から強い自己意識と独立心を持ち、自らの意思で
「究極の少女であるアリスを目指す」という女性主観的な要素が強調されている。
名前の由来は、作者によれば「完全に響きから入りました」とのことである。
ドイツ語の「Rosen」という単語が出てきたものの、
どうしても英語の「Maiden」と合わせたかったらしく、
「ローゼンさんという名前の人の作った乙女」ということで「Rozen Maiden」となった。
ちなみになぜになったかは不明だという。

突然の連載終了とその後の動き

「コミックバーズ」連載中、
原作者PEACH−PITの公式サイトに当作品のコンテンツが存在していたが、
リンク集における「雑誌」のコーナーで連載している雑誌が列挙される中、
「コミックバーズ」誌へのリンクのみが消滅。
このため、読者の間では「原作者側と出版元の幻冬舎コミックス側
および「コミックバーズ」編集部との間に何らかのトラブルが生じた」という噂が
連載終了前から飛び交っていた。
2007年4月28日に「コミックバーズ」の公式サイトで
2007年5月30日発売の7月号をもって連載終了と発表され、
最終回が掲載された。
2007年6月24日のPEACH−PITの公式ブログにて千道万里が、
今までローゼンメイデンに関するコメントを差し控え、
ファンに不安と心配を掛けていた事の謝罪と
今までの応援を感謝するコメントが発表された。
なお、今後については「(ファンに対しては)何らかの形で必ず恩返しする」と
記載したのみであった。
これ以降、ローゼンメイデンにまつわる動きは見られなかったが、
2008年3月発売の週刊ヤングジャンプ16号にて
『少女のつくり方 How to make a girl』と題したローゼンメイデンの
書き下ろしフルカラー漫画8ページを袋綴じ付録として掲載、
また17号に於いて『ローゼンメイデン』の新連載が告知され、
20号より月一回のペースで連載中である。
そして、2008年4月30日にはヤングジャンプ・コミックスから
『Rozen Maiden 新装版』(定価743円+税)が発行されており、
毎月1巻ずつ全7巻が発売された。
なお、週刊ヤングジャンプ誌上では『ローゼンメイデン』とカナ標記され、
『Rozen Maiden』とは区別されている。

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