ローゼンメイデン・アニメ作品の概要
薔薇乙女製作委員会/TBS製作、アニメーション制作はノーマッド。
なお、ノーマッドの初制作作品でもある。
2004年10月から12月にかけてTBSや
BS−i等で放送された『ローゼンメイデン』(以下“第1期”)以降、
定期的に作品が製作されている。
シリーズについて
当初、アニメは第1期のみの予定であり、
第1期終了時点で監督の松尾衡は「やりたいことは全てやった」とコメントしていた。
しかし、DVD等関連グッズが予想以上のセールスを記録し、
また第1期終了とほぼ同時期に原作において水銀燈を中心とした
新たな展開が始まった状況の中、2005年10月から2006年1月に
新シリーズ『ローゼンメイデントロイメント(RozenMaidentraumend)』
(以下“第2期”)が製作され、TBSやBS−i等で放送された。
第2期終了直後の2006年2月19日、
横浜BLITZにて開催された『ファン感謝祭』において
その時点では詳細は不明ながらも)特別編製作決定を緊急発表。
後日正式に題名を
『ローゼンメイデンオーベルテューレ(RozenMaidenouverture)』
(以下“特別編”)と公表し、2006年12月から
2007年1月にTBS・BS−iで放送された。
アニメ作品は概ね原作を基にしてはいるが、
第1期はその時点で進行中の原作に基づいて物語を完結させる為、
オリジナルの設定や要素が多いキャラクターの性格づけやストーリー展開がされた。
松尾監督自身は(第2期である)『トロイメント』に関して、
ムック本『ノクトゥルネ』のインタビューて『続編でなかったら許されなかった点もあった』
とも語っている。
また、事実上のOVAとも言えるオーベルテューレは、
原作を含めたそれまでのストーリーやキャラの設定・イメージなどを
否定しかねない場面も存在する。
原作者のPEACH−PITは第1期製作には一切関与しなかったが、
第2期以降はシリーズ監修及びキャラクター原案として参加している。
漫画のアニメ化に際して原作者が
このような監修の立場にあるのは非常に稀なケースである。
元来16:9のハイビジョンサイズ(ビスタサイズ)で制作されているが、
他のTBS制作(ビスタサイズ制作)アニメ作品同様、
BS−i以外は左右をカットして4:3サイズで放送している。
なお第1期のみDVDソフトでは販売版とレンタル版とで画面サイズや収録話数を
使い分けて対処している。
販売版は16:9の2話構成、レンタル版は4:3の3話構成。
2009年初冬にテレビシリーズのDVD−BOXが順次発売される事が
「TBSアニメフェスタ2008」にて発表され、順次発売している。
これと同時に「トロイメント」と「オーベルテューレ」の
レンタルDVDも出ている(16:9の2話構成)。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』